2012年5月10日木曜日

光と影のマジックショー

ようやく晴れた五月晴れのある日の出来事
ここは横浜、いや、ヨコハマの方が似つかわしい場所。
首都高速の新山下ランプのちょっと先にある倉庫街。
大黒ふ頭にも近い場所にこのパーキングはあるのです。
タイ料理
ライブハウス
SOHO的なちょっとした一角、
けっこう昔からあるのですが、昔のほうがうんと流行っていました。
ポンツーンに係留されたフィッシャーボートやプレジャーボートが次々と離岸していく・・・
いいですね~、リッチな方々
と、憧れつつお昼のタイ料理を楽しんだのでした。

太陽が
とっても楽しい仕掛けを作ってくれました。
光と影のマジックショー

テラスの風が気持ちよく頬を撫でていきます

トワイライトタイムのシルエットが一日の扉を静かに閉じて

2012年1月22日日曜日

マジック・アワー

映画用語や写真用語として使われる言葉に
「マジック・アワー」と言う言葉があります。

日中の天空を支配した太陽が沈み、
月と星に日没後の大空を託すまでのホンのひと時、
天空の残照によって、
あたり一面がとても神秘的な色彩に包まれる、ホンのひと時を示します。

その時々の天候や季節によって、その姿は一定ではありません。
よく晴れた日の一面ブルーの世界
あるいは強い残照に照り返されたゴールドの世界
そして、曇りの日などには、全ての色彩が溶け込んだグレー一色の世界になります。

夜明け前の一瞬
やはりブルーに染まる時間帯があり、ブルー・アワーと呼ばれますが、
それとは違う、
夕方ならではのアンニュイにして濃厚な時間の不思議な色彩です。

人々の足の向きが
朝とは逆の
あるいは様々な方角へ足早に吸い込まれていく時間です。


今宵は誰ぞ席を暖めるや

残り葉のコンチェルト

ボレロが聴こえたような気がしました

メランコリック・ブルー

明かりが点り宵の舞台の幕開けです


何処へと向うなりや宵の舎を

2012年1月9日月曜日

コマザワ・ナイト:1936*2012

1936 meet 2012

西暦1936年と2012年の出会い。
どんな意味でしょうか?

1936年ドイツ生まれの Hektor(13.5cm f=1:4.5)というレンズのことです。
75年の間、どんな世界を見てきたのでしょうね。
ボディはD700という2009年生まれのデジカメ。

2012年最初の連休
世の中は成人の日を迎えようとしています。

今日の被写体は駒澤大学深沢キャンパスのフロントウォール。

かつてこの地には三越シルバーハウスという三越のショップ並びに付随する迎賓館的なレストランがありました。
日本を代表する建築家、吉田五十八の作品で日本建築の「近代数寄屋造り」です。
今でも、駒澤大学により大切に保存され、実際に使われています。

旧三越シルバーハウスは、三越の創業300年記念事業として計画された建物です。
近代数寄屋造りの巨匠、吉田五十八氏が1972年に設計した姿そのままに現存して機能しています。
江戸時代からの三越関連資料を扱う2層の展示室や、ロビーやサロン、食堂といった迎賓関係諸室から構成されています。
平安時代を思わせる銀と白を基調とした意匠からシルバーハウスと名付けられました。元々この敷地には木々が1本もない三越の運動施設でしたが、周囲に生い茂る樹木と協調するように緩やかな起伏が付けられ、芝生と水盤からなるすっきりとした庭園になっています。庭園の水はそのまま中庭へと流れ、細長いロビーの正対面として、また諸室へ連絡する際の誘導面として、訪れた人々に潤いを与えています。

300有余年の三越の歴史の象徴的な場所、今は教育の場としてその使命を背負ってています。

75年前のレンズ、
そして2006年竣工の最新の建物、2009年発売のボディ。
古いレンズはとどんなコラボレーションを見せてくれるのか・・・

まだ春には早い一月の宵に散歩してみました。



北面


北面部分

東北の角

街路樹はすでに春の準備をしている

朝日の当たる東面


2011年12月30日金曜日

玉川慕情、しはすの詩

師走です。

仕事打ち合わせの帰り道、
二子玉川バイパス歩道の夕日に惹かれて寄ってみました。

手をつなぐ親子連れ

街並みに沈む太陽

坂道に休む大型バイク

自転車のご婦人

川面を眺めてたたずむカップル

それぞれの見事な舞台がありました。
日が落ちるまでの短い幕

シャッター音の幕間に
年の瀬の街の音色が響いていました。

Hektor 13.5mm f=1:4.5(1936年製) D700

幸せのアイコン

1年の終わりに

この橋を渡れば

恋人たちの時間

家路へ

2011年11月27日日曜日

ミルク色の夕暮れ

そこまで来ていますね。
冬が

がんばって、枝に葉を揺らしている街路樹も、
街灯の明かりの向うに冬空が透けている。

もうすぐ
木枯らしが残りの葉たちを連れてゆく・・・

ミルク色の夕暮れ

2011年5月15日日曜日

エビス・ロード

5月の連休の中
若い人達に誘われて恵比寿と六本木のカメラ散歩
あいにく天気は小雨交じり
でも、楽しい一日を過ごせました。


都立写真美術館横のペイブメントににじむ人影



2011年2月5日土曜日

サスペンド

実はこの写真
Tamairetar III というレンズで写しているのである。