1936 meet 2012
西暦1936年と2012年の出会い。
どんな意味でしょうか?
1936年ドイツ生まれの Hektor(13.5cm f=1:4.5)というレンズのことです。
75年の間、どんな世界を見てきたのでしょうね。
ボディはD700という2009年生まれのデジカメ。
2012年最初の連休
世の中は成人の日を迎えようとしています。
今日の被写体は駒澤大学深沢キャンパスのフロントウォール。
かつてこの地には三越シルバーハウスという三越のショップ並びに付随する迎賓館的なレストランがありました。
日本を代表する建築家、吉田五十八の作品で日本建築の「近代数寄屋造り」です。
今でも、駒澤大学により大切に保存され、実際に使われています。
旧三越シルバーハウスは、三越の創業300年記念事業として計画された建物です。
近代数寄屋造りの巨匠、吉田五十八氏が1972年に設計した姿そのままに現存して機能しています。
江戸時代からの三越関連資料を扱う2層の展示室や、ロビーやサロン、食堂といった迎賓関係諸室から構成されています。
平安時代を思わせる銀と白を基調とした意匠からシルバーハウスと名付けられました。元々この敷地には木々が1本もない三越の運動施設でしたが、周囲に生い茂る樹木と協調するように緩やかな起伏が付けられ、芝生と水盤からなるすっきりとした庭園になっています。庭園の水はそのまま中庭へと流れ、細長いロビーの正対面として、また諸室へ連絡する際の誘導面として、訪れた人々に潤いを与えています。
300有余年の三越の歴史の象徴的な場所、今は教育の場としてその使命を背負ってています。
75年前のレンズ、
そして2006年竣工の最新の建物、2009年発売のボディ。
古いレンズはとどんなコラボレーションを見せてくれるのか・・・
まだ春には早い一月の宵に散歩してみました。
|
北面 |
|
北面部分 |
|
東北の角 |
|
街路樹はすでに春の準備をしている |
|
朝日の当たる東面 |